しばらく正常に接続できていたHyper-V仮想マシン(仮想ゲスト)が突然ネットワークから切断される現象の対応手順をまとめました。
現象
Hyper-V上で稼働している仮想マシンがネットワークから切断される
・Hyper-V上で稼働している仮想マシンがネットワークから切断される。(前触れなし、ログも残らない。仮想マシンへのアクセスが集中した時間帯に発生する傾向あり。)
・Hyper-Vマネージャー上では仮想マシンが正常に稼働しており、Hyper-V経由で接続はできるが、ping疎通なし。RDP接続不可。
・Hyper-Vホストサーバーを再起動しても復旧できない。
・Hyper-Vホストサーバーのネットワークは問題なく利用できる。
・Hyper-V仮想マシンの接続先仮想スイッチを変更する事で一時的に復旧はできる。
※サーバー導入後、4年間で数回現象が発生したが、4年経過の数か月前あたりから月1度ほどに発生頻度が上がってきた。
環境
ネットワーク アダプター :Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet
問題があったネットワークアダプターのバージョン例
原因
Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet で発生する既知の問題。
対処
デバイスドライバの更新
サーバーのメーカーサイトより、最新のネットワーク アダプター用のドライバーをダウンロードして適用する。
下記はDellサーバーの例
1.ネットワークアダプター用のドライバーのダウンロード。
デバイス用ファームウェア 21.6.1は対象サーバーのOSに対応していなかったので、下図では21.4.1を選択。
2.ダウンロードした.exeファイルを実行。
3.ウィザードに従い、設定値はデフォルトで完了させる。
4.ドライバの更新が成功。ここまでに1度ネットワークが瞬断されたが、すぐに復旧した。
5.バージョンが更新されたことを確認。
【参考サイト】
Broadcom NetXtreme 1 ギガビット ネットワーク アダプターを使用する場合、仮想マシン ネットワーク接続が切断される
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2986895/virtual-machines-lose-network-connectivity-when-you-use-broadcom-netxt
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